ヒトツバタゴ自生地(犬山)へお花見ランニング

毎年恒例のヒトツバタゴ自生地(犬山)へのランニングです。

ヒトツバタゴとは

ヒトツバタゴはモクセイ科の植物で、落葉高木です。花が満開になると、あたかも雪が降り積もったかのごとく見える白い花が、周囲の新緑に映えます。ヒトツバタゴは、英語では「Snow flower Fringe tree」、学名は「Chion anthus retusus」と言われており、Chionは「雪」、anthus は「花」、retusus は「ややへこんだ形」や「葉の先が尖っている」などという意味があります。

ヒトツバタゴの葉

葉は托葉(葉柄と枝の付け根に見られる小さな葉の方なもの)のない単葉で、長い葉柄(葉身と枝をつなぐ柄の部分)があり対生します。緑色で楕円形、長さが3-7センチで葉で、裏面には褐色の毛が生えます。

   ○対生とは、葉の付き方のひとつで枝に2枚の葉が対になって付くことです。

ヒトツバタゴの葉の花

花は5月上旬~中旬に純白で円錐状の集散花序を小枝の先につけます。 

   ○花序とは、花を付ける茎の部分のことです。

ヒトツバタゴの果実

秋に直径1cmほどの楕円形の果実をつけ熟すと黒くなります。
雌雄異株と言われていますが、完全な雌雄異株ではなくおしべとめしべを備えた両性花の株と雄株の2種類しかなく雌性花をつけるものはありません。雌雄異株の樹木は雄株と雌株の2本の木がないと実がならず雌株のみに実がつきます。

ヒトツバタゴの名前の由来

ヒトツバタゴの名は木の形状がタゴ(トネリコ)の木に似ている事に由来しています。
タゴが一般に羽状複葉で有るのに対し、ヒトツバタゴは単葉(一つ葉)であるため、一つ葉のタゴの意味で名付けられたと言われています。尾張の本草家水谷豊文(1779~1833)により文政年間にこの地で発見され命名されました。

別名として、「なんじゃもんじゃ」とも言われています。
なんじゃもんじゃの由来は、江戸時代に六道辻にあったヒトツバタゴが「六道木」と言われ非常に有名でした。しかし本当の名前がわからないため「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったのが始まりだと言われています。

ヒトツバタゴの分布

ヒトツバタゴは東アジアに分布しています。日本国内では、木曽川流域の東海地方と長崎県対馬に自生し、極めて特異な分布をしており、国指定天然記念物に指定されているヒトツバタゴ自生地は、国内では東海地方の木曽川流域と長崎県対馬の限られた地域にしか自生していないようです。
近年では、街路樹や庭木として植栽されていますが、自生した木は極めて少なく、環境省植物版レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

国指定天然記念物のヒトツバタゴ自生地と指定年月日

  • 愛知県犬山市:大正12年3月7日
  • 長崎県対馬市:昭和3年1月18日
  • 岐阜県中津川市:大正12年3月7日
  • 岐阜県恵那市:大正12年3月7日
  • 岐阜県瑞浪市:大正12年3月7日
  • 岐阜県恵那市:大正12年3月7日

犬山市のヒトツバタゴ自生地の特徴

山に囲われた谷奥にあり、山側には池、東と北側は棚田(休耕田)に接した傾斜地に自生地はあります。昔は水苔の生える湿地でしたが、現在は草原のような自生地です。ヒトツバタゴは、金網と竹柵で二重に囲われており、樹高約14mのヒトツバタゴをはじめ、7本のヒトツバタゴが集団で自生しています。

推定樹齢は200年から250年と言われています。

毎年5月上旬~中旬に白い花が開花し、満開時にはまるで雪がかぶったように見えます。見頃は5月25日頃まで続き、市街地のヒトツバタゴの満開時期は自生地おりも1週間程度早くなります。これは、自生地が山深いところにあるためです。

犬山市の自生地の付近ではヒトツバタゴの苗木販売コーナーもありお値打ち価格にて販売されています。ヒトツバタゴは比較的手間がかからずにキレイな白い花を咲かせるため庭木として人気があります。この自生地は車でも行けますが、入り口が細いので案内板を見落としやすいため注意してください。臨時駐車場が用意されていますが、自生地から少し離れた場所のため動きやすい格好で行くことをおすすめします。また、午後よりも午前の方がヒトツバタゴの花がきれいに見ることができます。

2019年ヒトツバタゴ自生地(犬山)の様子

2018年ヒトツバタゴ自生地(犬山)の様子

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2019-05-19マラソンランニング, 犬山, 花見

Posted by takacyan