マラソンと頭痛〜一次性運動時頭痛〜

運動によって誘発される頭痛に一次性運動時頭痛があります。

頭痛の様子のイラストです。
頭痛の様子

頭痛

頭痛は大きく分けると一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。

一次性頭痛

一次性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、三叉神経自律神経性頭痛、その他の頭痛などにより引き起こされる頭痛です。

二次性頭痛

二次性頭痛は、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、髄膜炎・脳炎などによりひきおこされ、脳に異常があり頭痛がおきる頭痛です

くも膜下出血

くも膜下出血は脳表面のくも膜と脳の空間である、くも膜下腔にある血管が切れて起こる出血です。(くも膜下腔には脳脊髄液が存在ています。)

くも膜下出血の原因は、80~90%が脳動脈瘤からの出血です。

脳出血

脳出血は脳の血管が破れて脳内出血している状態で、出血を起こした場所や程度によって症状、後遺症などが異なります。多くの場合は、高血圧性脳出血で、高血圧、動脈硬化などによる血管が原因となって発症すると言われています。

  • 主な症状 :出血を起こした場所や程度によって異なりますが、主な症状は頭痛、手足の麻痺、嘔吐、意識混濁です。
  • 主な原因:高血圧+動脈硬化、動脈瘤の破裂、血管腫、動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、脳腫瘍などがあります。
  • 主な出血の部位:視床出血、被殻出血、小脳出血、脳幹出血、皮質下出血などがあります。

一次性運動時頭痛

一次性運動時頭痛は運動によって誘発される1次性頭痛で、特に持続的な運動によって引き起こされる拍動性頭痛です。

一次性労作性頭痛とも以前は呼ばれていました。

類似する頭痛として、咳やいきみで誘発される咳嗽性頭痛、性行為に伴う性交時頭痛などもあります。

国際頭痛分類では、一次性運動時頭痛は咳やいきみなどの刺激によって突発的に起こる頭痛とされ、激しい運動により起こる急激な頭痛であり、脳の重大な病気を除外した上で診断されるとされています。

ランニング時や筋トレ時に起こる頭痛

ランニング時や筋トレ時に起こる頭痛は、頭蓋内疾患がある場合を除いて、一次性運動時頭痛である事が多いと考えてられています。

頭痛は拍動性で両側性、持続時間は5分未満であると言われていますが長時間続くこともあります。

原因の多くは血管性であることが多く、運動により静脈、動脈が拡張することで痛みが発現するのではと考えられています。可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)であると言われています。

血管性以外には、急性緊張型頭痛、高血圧に伴う頭痛、脳圧亢進に伴う頭痛、無酸素脳症に伴う頭痛、もともとの頭痛(片頭痛等)が運動により誘発された頭痛などがあるといわれています。

頭痛に苦しむ人のイラストです。
頭痛に苦しむ人

一次性運動時頭痛の対処法

一次性運動時頭痛は、運動によって引き起こされる頭痛のため、対処法は運動を制限して症状がでたらすぐ休むことです。

主な対処方法

  • 運動量を調節する
  • 水分補給を行う
  • 運動前の十分なウォームアップをする
  • 薬物療法
  • 患部を冷やす

などがあります。

まとめ

2021-08-09マラソン 怪我

Posted by takacyan