マラソンのリアルと仮想〜仮想空間(メタバース)〜
ここ数年マラソン大会で、オンラインマラソンやバーチャルマラソンの開催をよく見かけます。
2019年12月末に中国の武漢市で新型コロナウィルス(COVID-19)による感染が報告されてから、世界的な流行が数年続き、感染の拡大を予防する為に、マスク着用や手洗い、「密」の回避などの対策により、さまざまなイベントも開催の中止や延期がされました。
マラソン大会においても、「密」の回避などの為にリアルでの活動が制限され、リアルの大会は開催の中止や延期となることもあり、マラソン大会を楽しみにしていたランナーにとって残念な事となってしまいました。
しかし、この状況下で「密」とならず開催できる大会として、オンラインマラソンや、バーチャルマラソンなど、仮想マラソン、仮想空間のマラソンが多く開催されるようになりました。賛否もありますが、マラソン大会が開催されよろこぶランナーも多いと思います。
このオンライン、仮想空間を利用したマラソン大会の一つにTOKYO VR Racing 2021があり、バーチャルマラソンが実現しています。
このバーチャルマラソンなどで使われる仮想空間についてまとめてみました。
仮想空間とメタバース
メタバース
メタバースは、インターネット上に構築された現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスを総称したもので、日本語でいうと『共有型仮想社会』ともいいうことができます。
そもそもメタバースという言葉は、
「meta」と「universe」を組み合わせた造語で、
- 「meta」は、古代ギリシャ語で超越、高次の
- 「universe」は、世界、宇宙
を示しています。
メタバースは、仮想空間の中で、世界中のユーザーと繋がる事が出来たり、お金を稼ぐこともできるため、興味を持つ人も多く商用利用にも使われています。
メタバースの利用
メタバースの利用方法は多岐にわたり、一例として、ヘッドマウントディスプレーを付けて仮想空間に入り込み、アバター(分身のキャラクター)で仮想空間内を動き回り、仮想空間の街で、買い物やコンサートなどを楽む事などができます。
もっと身近な例で言うと、リモートワークやオンライン会議、オンライン授業、オンラインマラソンなども広い意味でメタバースですし、ゲームでいうと、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」などもメタバースといえます。
メタバースを用いた主なゲームには
- Second Life(2003年)
- Mine craft(2011年)
- フォートナイト(2017年)
- PlayStation Home(2008年)
- あつまれどうぶつの森(2020年)
などがあります。