フルマラソン〜サブ2達成〜
ついにフルマラソンサブ2です。
フルマラソンの新記録(非公式)です。
フルマラソンを2時間切って走る事を達成できるなんて信じれません。
2019年10月12日に、男子マラソンの世界記録(2時間1分39秒)保持者である、エリウド・キプチョゲ選手がフルマラソンサブで2を達成しました。
サブ2とはフルマラソン(42.195km)を2時間以内で走る事をいい、今まで不可能と言われていた記録です。
今回の記録は、1時間59分40秒で見事サブ2達成です。
フルマラソンのサブ2
2時間で42.195km走ると、単純に計算したら、1kmあたり、2分50〜51秒となります。普段マラソン、ランニングをしている人であれば、このタイムはどれだけ人間離れしているかがわかると思います。
この速さを想像出来ない場合は、これを100m走るのにかかる時間に換算するとわかりやすいと思います。100mあたりに換算すると約17秒です。時速にすると21km/hです。
この速さで42.195km走った事となります。
マラソンの世界記録と日本記録
2019年10月15日現在の記録
世界記録
男子 2時間1分39秒 エリウド・キプチョゲ(ケニア)
女子 2時間14分4秒 ブリジット・コスゲイ(ケニア)
日本記録
男子 2時間5分50秒 大迫傑
女子 2時間19分12秒 野口みずき
サブ2への挑戦
エリウド・キプチョゲ選手は、フルマラソンで2時間1分39秒の世界記録をもっていて、今回、オーストリア・ウィーンで、フルマラソン2時間切り(サブ2)に挑むイベントで、1時間59分40秒で走り、見事サブ2を達成しました。
このイベントは、国際陸連の非公認レースであるため世界記録には認定とはなりませんが、今後認定レースでも記録が出せるような走りでした。
サブ2への挑戦は、マラソンで走りやすいとされる気温が10度前後であるオーストリアのウィーンで行われました。
2時間切りを目的とした公園内の道路を往復するコースで、全行程の約90%が直線で高低差の少ない特設コースで、複数のペースメーカーが何度も入れ替わって引っ張り、自転車から飲み物を受け取るなど特殊な環境での挑戦でした。
5キロ毎のラップ
5km 14:10
10km 28:20(14:10)
15km 42:34(14:14)
20km 56:47(14:13)
25km 1:10:59(14:12)
30km 1:25:11(14:12)
35km 1:39:23(14:12)
40km 1:53:36(14:13)
42km 1:59:40(06:04)
スタートからゴールまでペースが変わらず1km毎2分48~50秒、5km毎14分10〜15秒を維持し続け走り切っています。人が走ったとは思えれないタイムです。ふつうにママチャリでもこのタイムは厳しいのではないでしょうか。
このレースのペースメイクは、ペースメーカーが41名いて、日本からも、旭化成の村山紘太さんらも参加していたそうです。また、ぺースのリズムを地面に照射するレーザーも使用されていてしっかりとしたペース管理の下サブ2が達成されたそうです。
まとめ
2016年リオデジャネイロ五輪の男子マラソン金メダリストであるエリウド・キプチョゲ(ケニア)選手は、ベルリンマラソンで2時間1分39秒の世界新記録を記録しています。
世界一速いランナーが、フルマラソンサブ2を目指して、オーストリア・ウィーンでサブ2チャレンジを行い見事にサブ2を達成しました。記録は、1時間59分40秒2で人類史上初めての2時間ギリのランナーの誕生です。
ただ、国際陸上競技連盟が公認するレースではないため、公認記録とはなりませんが、驚異的な記録ではないでしょうか。
近い将来、公認大会でもサブ2が達成される日も遠くないのかもしれません。
ひとつきになるのは、ナイキの靴を履いて走ったのかがきになります